商品の詳細
著者 | 中村丁次 |
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判型 | A5 |
ページ数 | 248 |
ISBN | 9784804114798 |
発行日 | 2024-04 |
在庫 | 在庫あり |
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価格 | ¥2,750 (税込) |
商品内容解説
★約100年の歴史をもつ日本の栄養政策の後半部分に直接参画した著者が、日本の栄養学、栄養士が歩んだ道筋をたどる。
★栄養関係者が誇りと自信を持ち、これから栄養学を学ぼうとする若い世代に勇気と元気をもたらす本。
★本改訂より新たに第12章を追加し、今日の栄養改善に貢献した関係企業や、近年の栄養関係集会などから栄養問題への取り組みを加筆した。
目次
1章 栄養で病気を予防、治療する
2章 栄養の誕生と学問的体系化
3章 日本の栄養改善の歴史
4章 人間栄養学への変革
5章 チーム医療と多職種連携教育
6章 安全で快適な病人食
7章 人生100年時代の栄養
8章 国際的視点から見た日本の栄養
9章 最先端科学技術と人に寄り添った栄養相談
10章 栄養サミットと持続可能な食事
11章 これから保健、医療、福祉を学ぶ人たちへ
12章 「東京栄養サミット2021」からJapan Nutrition Action 2021-2030へ
Book Review
2020年は、「東京栄養サミット2020」が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い1年延期されました。
世界中で日常生活の維持が困難な状況にあり、食生活も変化を余儀なくされています。今まで経験したことのない状況において、管理栄養士・栄養士は「栄養」によって難局を乗り切るため、不安を感じつつも、日々、尽力していることと思います。
本書は、「栄養」が導入された明治維新から約150年、「栄養学」の研究、教育、実践が始まって約100年、欠乏から過剰へと課題が変化し、さらに健康寿命の延伸へと激しく動いた「日本の栄養(ジャパン・ニュートリション)」について、中村丁次代表理事会長の体験談を織り交ぜながら解説しています。教科書とは違った物語調で記されているため、 先人たちの熱き思いや努力がより身近に感じられ、栄養改善を実践している意義や尊さを改めて感じることができます。
また、近年の話題であるSociety5.0やAI等の最先端科学技術や持続可能な開発目標(SDGs)と栄養の関係等も盛り込まれており、未来に向けた示唆と共に管理栄養士・栄養士として誇りをもって前に進む勇気が得られる1冊となっています。
(磯部澄枝:Book Review,日本栄養士会雑誌,第64巻 第1号,p.48(2021)公益社団法人日本栄養士会)