会社概要

名  称 第一出版株式会社
所 在 地 〒105-0004
東京都港区新橋5-13-5 新橋MCVビル7階
TEL 03-5473-3100(代)  FAX 03-5473-3166
設  立 1944(昭和19)年3月6日
資 本 金 4000万円
役  員 代表取締役社長 井 上 由 香
専務取締役   干 川 明 徳
事業内容 栄養学・生活科学・家政学系大学・短期大学向けテキスト、栄養士・管理栄養士向け専門書・実務書の出版
加盟団体
  • 一般社団法人 日本書籍出版協会
  • 一般社団法人 自然科学書協会
  • 一般社団法人 出版文化国際交流会
  • 一般財団法人 日本出版クラブ
  • 家政学図書目録刊行会
主な取引先
  • 株式会社トーハン
  • 日本出版販売株式会社
  • 楽天ブックスネットワーク株式会社
  • 株式会社中央社
  • 株式会社日教販
  • 株式会社西村書店
  • 株式会社鍬谷書店
  • 生活科学・家政学系、医療技術・福祉系などの大学・短期大学
  • 栄養専門学校
  • 医療技術・福祉系の専門学校
  • 看護専門学校
  • 地方公共団体・保健所など
  • 各都道府県栄養士会
  • 各地の調理師会
  • 各地の食品衛生協会

沿革

1944(昭和19)年3月、創業者 栗田確也により第一出版協会、右文館、第百書房の3社が統合、設立されました。

当時の出版物は、社会学・教育学・統計学・農学をはじめ、思想書や伝記・専門日本料理書など多岐にわたるものでした。終戦直後に海外からの食糧援助を要請するため、連合国軍司令部(GHQ)の指令に基づき実施された「栄養調査」を起源とする現在の「国民健康・栄養調査」の報告書制作や出版、「食品栄養価要覧」(現在の「日本食品標準成分表」)を発行して以来、徐々に健康・栄養関連専門書の出版に重点を移すことになりました。

現在では、国民の栄養管理の基本となる「日本人の食事摂取基準」や前述の「国民健康・栄養調査」に基づき国民の健康・栄養状態を明らかにする「国民健康・栄養の現状」をはじめ、管理栄養士・栄養士の養成テキストや実務書などを主に発行し、国民の健康づくりに寄与しています。更に、「調理師読本」「調理師試験問題と解答」は、全国各地で開催される講習会で利用され、調理師資格取得の一端を担っています。

社章の由来

昭和10年3月、創業者が石廊崎を訪れた際、強風によって荒波が岸壁に打ち付けられ、あたかも馬が激しく駆け回るように見えました。
その時、創業者は41歳、『人生の万難何か恐れん。一念発起して事を成し遂げん。発奮して満身燃ゆるを覚えたり』との奮起を表すバッジ(社章)の制作を依頼しました。その依頼を受けた画伯は、現地を訪れてギリシャ神話の馬を連想して描き上げたものが現在の社章(ロゴ)の原形となります。

主な出版経歴と歩み

1946(昭和21)年2月 厚生省研究所国民栄養部研究会編「食品栄養価要覧」(現在の食品成分表)を刊行。
1947(昭和22)年12月 日本栄養士会編「暫定標準食品・輸入食品栄養価分析表」を刊行。
1951(昭和26)年7月 日本栄養士会編「調理師読本」を刊行。今日まで続く超ロングセラー。
1952(昭和27)年7月 栄養改善法の制定を目指して、日本栄養士会関係者による事務局を弊社社屋内に設置。
1954(昭和29)年3月 日本栄養士会編「栄養士必携」を刊行。これも今日まで続くロングセラー。
1955(昭和30)年3月 前年に総理府資源調査会食糧部会より発表された「日本人の栄養所要量」を刊行。
1959(昭和34)年3月 昭和32年度国民栄養調査成績を「国民栄養白書」として刊行。栄養調査成績の初めての市販本。
1959(昭和34)年6月 科学技術庁資源調査会より発表された「改定日本人の栄養所要量」を刊行。
1961(昭和36)年4月 厚生省公衆衛生局栄養課編「新しく採用された日本人の栄養所要量」を刊行。
1963(昭和38)年7月 厚生省公衆衛生局栄養課編「昭和45年を目途とした栄養基準量及び食糧構成基準について」を刊行。
1967(昭和42)年8月 日本栄養士会の栄養学術講習会が開催され(栄養食糧協会と共催)、以後毎年弊社協賛により継続されており、今日まで引き続き開催されている。
1968(昭和43)年 「病態栄養学双書」を刊行開始。昭和46年より日本栄養士会によって病態栄養技術講習会が開催され、本双書が教本として採用される。
1970(昭和45)年1月 厚生省公衆衛生局栄養課監修・日本栄養士会編「昭和44年改定日本人の栄養所要量」を刊行。
1975(昭和50)年5月 厚生省公衆衛生局栄養課監修・国民栄養振興会編「昭和50年改定日本人の栄養所要量」を刊行。
1979(昭和54)年10月 厚生省公衆衛生局栄養課編「昭和54年改定日本人の栄養所要量」を刊行。
1981(昭和56)年9月 日本栄養会館が竣工(当社社屋)。その後、日本健康・栄養会館と改称され、今日に至る。
1982(昭和57)年3月 昭和56年に厚生省より公表された「6つの基礎食品」を「〈解説〉健康づくりのための6つの基礎食品」として刊行。(6つの基礎食品については、昭和33年に最初のものが厚生省より公表されていた。)
1984(昭和59)年10月 厚生省保健医療局健康増進栄養課編「第三次改定日本人の栄養所要量」を刊行。
1985(昭和60)年8月 厚生省より公表された「健康づくりのための食生活指針」を刊行。
1986(昭和61)年10月 厚生省より公表された「肥満とやせの判定表・図」を刊行。
1988(昭和63)年4月 健康・体力づくり事業財団によって始められた「健康運動指導士」養成講習会の教本を制作。
1989(平成元)年10月 厚生省保健医療局健康増進栄養課監修「第四次改定日本人の栄養所要量」を刊行。
1990(平成2)年10月 厚生省より公表された「〈対象特性別〉健康づくりのための食生活指針」を刊行。
1994(平成6)年5月 厚生省保健医療局健康増進栄養課監修「第五次改定日本人の栄養所要量」を刊行。
「栄養所要量」に関しては、その後「食事摂取基準」として第六次改定版、2005年版、そして2009(平成21)年7月刊行予定の2010年版と、弊社が連綿として出版を担う。
2002(平成14)年11月 厚生労働省・農林水産省・文部科学省により平成12年に10年ぶりに改定、公表された新しい「食生活指針」を刊行。
2003(平成15)年7月 独立行政法人国立健康・栄養研究所によって始められた栄養情報担当者(NR)の養成・認定に使用される教本である「健康・栄養食品アドバイザリースタッフ・テキストブック」を刊行。
2005(平成17)年5月 厚生労働省策定の「日本人の食事摂取基準(2005年版)」を刊行。
2005(平成17)年12月 厚生労働省・農林水産省によって決定、公表された「食事バランスガイド」を刊行。
2009(平成21)年8月 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」を刊行。
2010(平成22)年9月 「管理栄養士国家試験受験講座」全冊をリニューアル。「サクセス管理栄養士講座」(全13冊)として再スタート。数多くの養成施設でテキストとして利用される。
2013(平成25)年3月 国立健康・栄養研究所のNR認定制度が日本臨床栄養協会のサプリメントアドバイザー認定制度と統合され、その認定テキストとして、同協会の監修による「NR・サプリメントアドバイザー必携」を刊行。
2014(平成26)年8月 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会報告書の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を刊行。
2015(平成27)年4月 食事摂取基準の実務書「日本人の食事摂取基準(2015年版)の実践・運用」を刊行。
2020(令和2)年3月 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を刊行。
2020(令和2)年4月 食事摂取基準の実務書「日本人の食事摂取基準(2020年版)の実践・運用」を刊行。